安住 真沙人さん

TIUへの入学直後はあまりモチベーションが上がらなかった安住真沙人さん。しかし、周囲の友人から刺激を受け、留学することを決めます。日本に戻ってからも、E-Trackの授業やゼミ長などに取り組み、うまくいかないことがある中でも様々なことにチャレンジしていたそうです。TIUで挑戦したことについて聞きました。


安住真沙人さん/国際関係学部 2022年3月卒/勤務先業種(インタビュー時):IT 安住真沙人さん/国際関係学部 2022年3月卒/勤務先業種(インタビュー時):IT


-安住さんが国際関係学部を志望した理由を教えてください。

元々、国際的なものにはあまり興味はありませんでした。海外の商品はスーパーなどにも色々ありますが、子どもの頃は好きではありませんでした。高校時代には、1週間アメリカへ修学旅行で行ったこともあるのですが、その時も海外には惹かれませんでした。
ただ、高校時代の世界史の先生が世界中を飛び回っている方で、その経験を授業の中で楽しそうに話してくれました。その先生のおかげで世界に興味をもち始めて、世界史も得意科目となりました。この経験のおかげで、大学に行くなら将来はグローバルに活躍できる人材になりたい、と考えるようになりました。


-TIUに入学してみてどうでしたか。

実は一年生の最初の時期はモチベーションが落ちていました。大学受験で色々失敗したこともあって、すごく悔しい思いでTIUに入学しました。入学した当初の英語のクラスも下のレベルで、やる気が全く起きませんでした。けれど、自分の周りの友人が留学を考えている人だったり、留学生と交流している人だったりして、その人たちから刺激を受けるようになりました。自分もそういう風になりたい、という思いが夏頃から出てきて、最終的にISEP留学に行くことを決意しました。


-周囲から刺激を受けて、段々とモチベーションが高まってきたのですね。留学では何か目標を立てていましたか?

留学した時の目標は語学力を高めることと、TIUに戻ってからE-Trackの授業を受けることでした。

E-Track(English Track Progrm)とは:
すべての授業を英語で行い、英語のみを用いて卒業が可能なプログラム。海外からの留学生が多く在籍しており、TIUでは1,500名ほど(2024年3月現在)がこのプログラムで学んでいる。J-Trackの学生であっても、一部の科目を履修することが可能。


-実際にE-Trackの科目をとれましたか?

はい。デジタルマーケティングなど、いくつかの授業を受けましたが、とても難しかったです。E-Trackの授業は学生同士でディスカッションを行い、先生から「マーケティングとは何か」などと何度も聞かれ、授業内で発言も多く求められます。授業の予習をした上で自分の考えを持っていかないといけない、という大変さがありました。あとは、グループワークでも、メンバーと議論し、自分の意見を述べる必要がありました。自分はインドネシアに行っていたことがあり、偶然にもE-Trackの中でインドネシアの友人が多く、そういった友人に助けられて、自分の意見を述べ、きちんと授業を履修することが出来ました。


-英語を使って専門的な内容を学ぶのは大変なことだと思います。留学も含めて、色々なことに挑戦していたのですね。

そうですね、留学も1つですが、ゼミでの経験も新しいことに挑戦する姿勢に結びついたと思います。3年生の時に岡本先生のゼミに所属していたのですが、3年生のまとめ役であるゼミ長に立候補をしました。留学をとおして自分に自信がついたということもあり、人をまとめるということの経験はあまり多くなかったのですが、手を挙げてゼミ長になりました。



-未経験のことにも積極的に取り組んでいったのですね。ゼミ長はうまくできましたか?

いえ、結果的には、あまりうまくできませんでした。岡本ゼミは少し特殊でして、学生が自分たちで作り上げていくようなゼミでした。岡本先生は、わりと学生さんにお任せしますというタイプでした。ゼミを行う数か月間、どんなテーマで何をやるかという段取りや、メンバーそれぞれのモチベーションが違う中で、どうすれば皆が面白いと思い、意欲的に参加してくれるかもゼミ長と副ゼミ長で集まり、考えていました。面白いゼミにするのもゼミ長や副ゼミ長の役目だと思っているのですが、それは少しできていなかったと思います。


-うまくできないこともあったのですね。4年生になってからはどうでしたか?

3年生の時の経験を踏まえて、4年生のゼミではゼミ長に立候補せず、副ゼミ長になりました。副ゼミ長はどちらかというと後方支援のような立場だと考えており、3年生の時の自分に足りていなかったのは、皆の背中を押していくような視点じゃないかと思ったのです。それで、4年生では皆の後ろの支えになるよう、副ゼミ長としてゼミの活動に取り組んでいました。


-うまくいかないことがあっても、反省してまた挑戦できるのはすごいですね。
最後に今の学生へメッセージをお願いします。

自分が学生だった時は、もう少しE-TrackとJ-Trackの学生を繋げてほしいという思いがありましたので、J-Trackの学生さんには積極的に留学生に関わってほしいと思います。
あとは、自分が興味を持ったものはとことん追求してほしいですし、何にでも挑戦してほしいですね。TIUは手を挙げて立候補すれば、色々なことができます。実際に社会で働いてみると、自分で手を挙げることが求められます。誰かに与えられたことだけをやるのではなく、積極的に挑戦することが、その先に繋がっていくと思います。