「プロジェクト型学習」国内有数のグローバル企業に向け、SDGsの観点から英語で事業提案
2021年11月26日
本学では学期ごとにさまざまなグローバル企業に協力いただき、最先端の事業運営を英語で学ぶ「Career Experience Practicum」を開講しています。今期はコミュニケーションを軸に幅広く事業展開する株式会社電通にご協力いただき、「Creative」「Food Diversity」「AI」の3分野でテーマ設定し、さまざまな国籍の学生が6つのグループに分かれ事業提案を行いました。
11月10日(水)にオンライン形式で行われたプレゼンテーションを一部ご紹介します。
?Group 2?感染症による社会的孤立に対し、デジタルとアナログを融合させたアイデアを展開
日本に滞在する留学生や駐在員が、コロナウイルスにより家族と会えず孤立してしまうという課題に対して、民泊(ホームステイ)による交流を通じて心の豊かさを育む、というアイデアを創出。プロモーションとして、有名なアニメキャラクターが家族の大切さを訴えかける動画を制作し、それをSNS等で発信することにより、コミュニケーションの大切さを訴求するという提案を行いました。
?Group 5?昆虫食への取組で、環境問題と食糧問題の両側面へアプローチ
昆虫食は豊富な栄養素を持つことに加え、畜産や漁業に比べて環境に優しいという点に着目。大阪万博2025において、日本の昆虫食を世界に発信するという提案を行いました。世界でも人気が高い寿司やお好み焼きといった日本食の一部に昆虫食を活用し、抵抗をなくしてもらうという具体的なアイデアも出されました。
発表後、電通社員の方々にそれぞれのプレゼンテーションを採点していただき、全てのグループが単なる事業アイデアの発表にとどまらずマーケティングにも展開していたことに高い評価をいただきました。採点の結果、最優秀賞はGroup 5に決定。SDGsの17の目標のうち2つ(「すべての人に健康と福祉を」「気候変動に具体的な対策を」)に対してアプローチしていたことが評価されました。 学生からは「コミュニケーションビジネスの最先端を学び、将来の幅が広がった」「様々な国籍の学生が集まったことにより色々なアイデアが生まれ、新たな発見があった」といった声が聞かれました。
本学では学生たちが自ら課題を設定し、解決していく実践力を高めるプログラムを用意しています。次代を担うビジネスパーソンとして、即戦力となる学びを今後も展開していきます。