野田市に「サイクルカフェ設置」を提言。
観光まちづくりコンテストで「ポスターセッション優秀賞」を受賞!
2019年12月24日
COC事業(小江戸(川越)まちおこし)を通じて地域課題解決に取り組む本学の学生たち。近年は川越を飛び出して各地でフィールドワークを実施、課題解決の提案を行っています。
今回は千葉県野田市をフィールドに、サイクリスト向け「サドルカフェ」を設置して魅力ある水辺空間の創出をめざすプランを考案し、「大学生観光まちづくりコンテスト2019」に出場。見事「ポスターセッション優秀賞」を受賞しました。
野田市は上空から見ると二等辺三角形に近い形をしており、三辺がそれぞれ、利根川、江戸川、両河川をつなぐ運河となっています。川に囲まれた地の利を生かし、堤防には一周約60キロメートルのサイクリングロードが走っています。学生たちはここをフィールドに選び、サイクリストに飲食、トイレ、休憩の場所を提供するとともに、自転車を媒介として人と人とをつなぎ、地元商店街等の活性化につなげようという構想を考えました。プランの骨子は、以下のとおりです。
- ①野田市特産の枝豆を原料に、サイクリストに補給食として好まれる羊羹を作り販売する。
- ②新しい自転車の展示や試乗を行い、サイクリストが情報収集できる場とする。また、手ぶらでサイクリングできるような自転車の貸し出しも行う。
- ③普段は被写体になる機会の少ないサイクリストのサイクリング姿を撮影し、写真展を開催。地元の特産品なども販売し、サイクリストの家族たちも訪れたくなるような演出を行う。
- ④野田市内の高齢者を、安全と健康の観点から「自動車(四輪)利用→自転車(二輪)利用」に誘導する。さらに、サイクリストたちにより安全性を高めるための講習を開催。サイクリストが自転車を通じて社会貢献?自己実現できる場を作る。
大学生観光まちづくりコンテストでは、地域の特産物やサイクリストを資源として活用し、自転車をキーワードに水辺に賑わいを創出、野田市全域の活性化につなげるというアイデアが、ゆくゆくは他の自治体のモデルケースにもなり得ると評価され、栄えある「ポスターセッション優秀賞」を受賞しました。
また、受賞に伴い野田市の鈴木有市長を表敬訪問。副賞を授与いただくとともに、サイクルカフェの実現について、市長および市の職員の皆さんと活発な意見交換を行いました。
小江戸(川越)まちおこし
/coc/