刈草ペレットを使った交流会を、小学校で開催
2019年09月25日
COC事業(小江戸(川越)まちおこし)の一つ、「観光まちづくりプロジェクトC」の授業で行われている刈草ペレットの製造。川越で地域課題解決に取り組む本学の学生たちが、その経験を生かして多摩川の資源を活かした新しいまちづくりを考案し、?大学生観光まちづくりコンテスト2017?でミズベリング賞を受賞したことに端を発したプロジェクトです。
神奈川県川崎市の「多摩川の雑草」が資源になると着目した学生たちは、ペレット(固形燃料)を製造し、下流域のキングスカイフロントで活用可能なボイラー等の燃料にするプランを提案。国土交通省や川崎市、財団法人河川財団などの協力の下、プランは実現に向けて動き出し、多摩川河川敷で刈草ペレットの製造が始まっています。
6月26日(水)には製造した刈草ペレットを使って、流域小学生との交流会を開催しました。川崎市立古市場小学校5年生の授業に本学学生11名が登壇。まず、京浜河川事務所が多摩川河川敷の堤防の役割、堤防維持のための草刈りの重要性、刈り取った雑草処理にかかる費用、燃料としての刈草ペレットの可能性などについて説明をしました。その後、学生たちが中心となり、児童に袋に刈草ペレット1kgを詰めてもらう「重さあてクイズ」や多摩川にまつわるクイズを実施。児童にペレットや多摩川に関心を持ってもらう一役を担いました。
フィールドワークによって、地元住民たちが多摩川河川敷に近寄りがたさを感じていることに気づいた学生たちは、本プロジェクトの目的の一つに「刈草収集に地元住民(小中学生)を巻き込み、多摩川河川敷に愛着を持ってもらうこと」を掲げています。
今後、同校の小学生たちには実際に多摩川河川敷の雑草を刈り取り、刈草ペレットを製造する現場も見てもらう予定です。
小江戸(川越)まちおこし
/coc/